1. Pythonの基本
1.1 Pythonとは
- Pythonは、読みやすく、簡潔な文法を持つプログラミング言語です。
- 様々な用途に使われ、特にデータ分析、ウェブ開発、機械学習などで人気があります。
Pythonのインタープリタは、ソースコードを一行ずつ読み込み、その場で実行。
インタープリタを使用することで、エラーが発生した場合にその行で即座にフィードバックを受けることができ、デバッグが容易になる。
Pythonはスクリプト言語としても利用され、ファイルに保存したPythonコードをインタープリタで実行することができる。
コンパイラとの違い
- インタープリタ言語: コードを逐次実行するため、実行時にエラーが発生することがありますが、即座に結果を確認できます。
- コンパイラ言語: プログラム全体を一度にコンパイルして実行ファイルを生成します(例: C, C++)。実行前にエラーを検出できますが、実行結果を確認するためには再度コンパイルが必要です。
1.2 インストール
- Pythonを使用するには、公式サイトからインストールする必要があります。
- Pythonのバージョンは3.x系を使用することが推奨されています。
2. 基本的な文法
2.1 変数とデータ型
- 変数: データを格納するための名前付きの場所です。
x = 10 # 整数
name = "Alice" # 文字列
- データ型:
- 整数 (int)
- 浮動小数点数 (float)
- 文字列 (str)
- リスト (list)
- 辞書 (dict)
2.2 演算子
- 算術演算子:
+
,-
,*
,/
- 比較演算子:
==
,!=
,<
,>
,<=
,>=
2.3 制御フロー
- 条件分岐:
if
,elif
,else
を使用して条件に応じた処理を実行します。
if x > 0:
print("正の数")
else:
print("負の数またはゼロ")
- ループ:
for
やwhile
を使って繰り返し処理を行います。
for i in range(5):
print(i)
3. 関数
- 関数を定義することで、再利用可能なコードの塊を作成できます。
def greet(name):
return f"こんにちは、{name}さん!"
print(greet("太郎"))
4. モジュールとパッケージ
- Pythonでは、他のファイルやライブラリをインポートして使用することができます。
import math
print(math.sqrt(16)) # 4.0
まとめ
この章では、Pythonの基本的な文法と概念を学びました。これらの基礎を理解することで、次のステップに進む準備が整います。実際にコードを書いてみることが、理解を深める鍵です。
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