第2章「Pythonインタープリタの使い方」では、Pythonのインタープリタを使ってプログラムを実行する方法や、基本的な操作について学びます。以下に、主要なポイントをわかりやすくまとめます。
1. Pythonインタープリタとは
- インタープリタ: プログラムのコードを逐次実行するプログラムです。Pythonのコードを一行ずつ解釈して実行します。
- インタープリタを使うことで、すぐにコードを試したり、デバッグしたりできます。
2. インタープリタの起動
2.1 コマンドラインからの起動
- ターミナルやコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。
python
- Pythonのバージョンによっては、
python3
と入力する必要があります。
Python 3.xがインストールされているならば、以下のコマンドで起動する。
python3
2.2 インタラクティブシェル
- インタープリタを起動すると、
>>>
というプロンプトが表示されます。ここでPythonのコマンドを入力できます。
プライマリプロンプト >>>
プライマリプロンプトは、ユーザーが新しいコマンドを入力できる状態であることを示します。このプロンプトが表示されると、Pythonのコードを直接入力できます。
セカンダリプロンプト …
セカンダリプロンプトは、複数行の構文(例えば、関数定義や条件文など)を入力する際に表示されます。これは、現在の入力が続いていることを示します。
プライマリプロンプトは新しいコマンドを入力するための待機状態を示し、
セカンダリプロンプトは複数行の入力が必要な場合に表示されます。
3. 基本的な操作
3.1 コードの実行
- インタープリタ上で、直接Pythonのコードを入力して実行します。
>>> print("こんにちは、世界!")
こんにちは、世界!
3.2 変数の定義
- 変数を定義して、その値を確認することができます。pythonコピー
>>> x = 10 >>> x 10
>>> x = 10
>>> x
10
3.3 計算
- インタープリタを使って簡単な計算ができます。
>>> 5 + 3
8
>>> 10 / 2
5.0
4. スクリプトの実行
- Pythonファイル(.py)を作成し、インタープリタを使って実行することもできます。
- テキストエディタで以下の内容を含むファイルを作成します(例:
hello.py
)。
- テキストエディタで以下の内容を含むファイルを作成します(例:
print("こんにちは、スクリプト!")
- コマンドラインで以下のコマンドを実行します。
python hello.py
5. ヘルプ機能
- インタープリタには、組み込みのヘルプ機能があります。
help()
を使うことで、関数やモジュールについての情報を得ることができます。
>>> help(print)
まとめ
この章では、Pythonインタープリタの基本的な使い方を学びました。インタープリタを使うことで、コードを簡単に試したり、デバッグしたりできるため、プログラミングの学習に非常に役立ちます。実際に手を動かして、さまざまなコードを試してみることが重要です。
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